JAくまの平成21年度産イチゴの出荷反省会が26日、アンジェリーク平安(人吉市宝来町)で開かれ、販売実績が報告された。 栽培面積は前年度より減ったものの、年内出荷の一番果を含めて収量、単価とも上回り、販売額は前年比106・7%の5億5940万円だった。
午後1時半から始まり、全国主要市場9社、生産者、JA役職員など約80人が出席。
杉本栄喜苺部会長、池田洋一組合長らが「販売環境が厳しい中、消費者ニーズに合った農産物が求められている。栽培技術管理を徹底し、高収量、高品質、安全安心な供給を図り、組織強化にまい進したい」などとあいさつし、担当者が同21年度産の栽培経過、販売実績について報告した。
同21年度産の生産者数は124戸、栽培面積は19・8f。前年度に比べ戸数は高齢化などで6戸、面積で約0・7f減少した。
品種別では、「さがほのか」が11・89f、「ひのしずく」が4・46f、「紅ほっぺ」が3・26f、かつての主力品種だった「とよのか」はわずか0・17f。
生育面では、昨年8月の育苗期の気温が平年より下回ったことで苗の花芽分化が進み、台風もなくほ場の準備や定植も順調だったこともあり、10月から12月までの年内出荷の1番果の数量は前年度の1・4倍と好調。
その結果、販売数量は574・8d(前年度比101・9%)で、面積は減ったものの11dの増。
単価も973円(同104・6%)、販売額も5億5940万606円(同106・7%)といずれも前年度を上回った。
また、10e当たり収量は2・9d(同105・6%)、販売額は282万2120円(同110・6%)。品種別では、主力の「さがほのか」が3d、販売額も300万円を超えた。
意見交換で市場側からは、販売価格が思うように上がらない現状を踏まえて「味が良い物が良い結果を出している。味が良ければ客は離れない」「消費者が求めているのは食べておいしい食味。量販店の値下げ合戦に負けない商品作りを」などと意見が出されていた。
生産者たちは、同22年度産イチゴの育苗、9月から定植期を迎えるが、目標として10e当たり平均収量3・5d、キロ平均単価1000円で総販売額7億円を目指すことを確認した。 |