国宝指定から初めての正月を迎えた青井阿蘇神社は、正月三が日の参拝客数が過去最高(神社発表)を記録し、国宝効果により元旦から大勢の初詣で客で賑わった。 郡市民から「青井さん」と親しまれる同神社は、昨年6月に県下初の国宝指定後、ツアーなど団体客が急増。正月も増加が予想されていた。
大晦日はカウントダウンで年越し。新年を迎えると同時に、初詣での参拝客が境内からあふれた。楼門を越えて禊(みそぎ)橋、熊本ファミリー銀行の交差点まで長蛇の列ができ、最高2時間待ちだったという。
「行列は、これまで長くても禊橋まで。理由は、国宝になったからか。本当に参拝客が多かった。たくさんの人にお参りいただいて、本当にありがたい」と福川義文宮司(45)。
特に元日から県内外のツアー客が続々と押し寄せた。地元はもとより、「初めて参拝された人が多かった」(福川宮司)。大晦日から普通乗用車を主に、ツアー客の大型バスなどで混雑が見られ、駐車場の整理に追われた。
雪模様となった元日は、着物姿はあまり見られなかったが、重ね着姿の家族連れ、団体客が続々と参拝。特設のさい銭箱には、100円玉や10円玉などを主に、1000円札や1万円札も。獅子面に頭をガブリとかんでもらう人が多く、中には怖い顔の獅子面に泣きじゃくる子どもの姿も見られた。
特設されたおみくじ、お守りのコーナーは、買い求める人たちで賑わい、アユの塩焼きなどの出店も。国宝青井阿蘇神社の饅頭、記念切手なども人気を集めた。
福川宮司は「青井さんにお参りして良かったと思われるような神社にしていきたい。境内や神社の整備を含め、牛歩のごとく一歩一歩確実に進みたい」と話していた。 |