人吉市東校区町内会の市政懇談会が、先月30日午後3時から紺屋町会館で開かれ、出席した町内会長たちは、中心市街地活性化計画や大橋開通後の中川原の利用など、市中心部の課題について田中信孝市長ら市執行部と意見を交わした。 校区単位による市政懇談会は、藍田校区が毎年実施しているが、昨年度からは西瀬校区、中原校区でも取り組み始めている。
東校区では1昨年度に初めて開催し、今回で2回目。町内会長嘱託員連合会東校区支部(鶴山満支部長)が主催し、各町内会長17人、執行部から8人が出席した。
鶴山支部長、田中市長があいさつしたあと、4月1日に就任した林健善副市長が「経済産業省では、中心市街地活性化法改正を担当した。人吉だけでなく全国各地とも課題を抱えている。人吉は山に囲まれて川があり、コンパクトシティとしてのメリットを有している。まちづくりに努力していきたい」と自己紹介した。
懇談会では、中心市街地活性化について「昔は大工町など賑わっていた。活性化計画の進ちょく状況は」と質問が出され、井上修二経済部長は「商工会議所の中心市街地活性化推進委員会が素案をまとめて市に提案いただいた。国の認定をもらうには、まちづくり会社が必須条件となっており、どう立ち上げるか。商店街の意気込みも必要。年度内には認定が受けられるよう進めていきたい」、林副市長は「審査するのは内閣官房。今年度は申請地域が増え、認定が遅れている」などと説明した。
大橋開通に関連し、「中川原は観光客にとっても大事なスペース。有効に生かす方法は」「旧橋の親柱や高欄には価値ある石材が使ってあった。解体したあとどうなったのか」と質し、山上茂建設部長は「人吉城跡や景観などを考えて整備をしていきたい。市民の声を聞くため各層からの検討委員会を早期に立ち上げ、意見を聞いて検討を重ねていきたい。解体した石材は一部利用し、残りは保管しており、公園整備に再利用していきたい」と答えた。
また、新町の国道445号に設定してある球磨川サイクリングロードについて、「なぜ人でさえ歩きにくい所を自転車道にしているのか」「事故が起きはしないか」などと指摘。山上建設部長は「県によると、球磨川堤防を利用する案もあったが、途中はつながっていない。散歩道は危険として445号に決まった」などと経緯を説明した。
このほか、官公庁、九州電力、NTTの空き家となっている職員住宅について「市街地に近く、市営住宅として活用できないか」などと、予定時間をオーバーしてさまざまな意見や提言が出された。 |