人吉市鬼木町の小森地区には、HITOYOSHI(株)(梢山工業団地内)の外国人研修生が暮らす寮があり、「国籍は違っても同じ町に暮らす仲間」として迎え入れ、地区委員を中心に国境を超えて交流を深めている。 地区から「同じ地域に暮らす者同士が『隣は何をする人ぞ』ではなく、相談し助け合える関係を」と持ち掛けたところ、同社も快諾して研修生全員分の町内会費を負担し、積極的に地域の行事への参加を促している。
研修期間は3年で、今夏が交代の時期。現在暮らしている30歳から35歳の中国人女性6人は、地区委員の中島勇さん(65)、近くに住む馬場博さん(62)が相談役になり、町主催の運動会や夏祭りなどにも参加してきた。
「日本の企業への研修には勉強を積んだ優秀な人が来るそうで、日本語も少しは話せましたが、習慣の違いには戸惑ったようです」と中島さん。「馬場さんが伝達役になって行事に誘い、よく来てくれた」と振り返る。
6人は来月20日に帰国の予定で、子どもが待っているという女性も。今月18日には次の研修生となる20歳から35歳までの中国人女性6人も含めた歓送迎会を開き、本場中国のギョーザを作ってもらい好評だったという。
「大人が参加する運動会に驚き、夏祭りでは一緒に歌ってくれました」と、6人との思い出は尽きない。中島さんと馬場さんは「一期一会を大切に、今後も働きやすい環境づくりに地域でも協力できれば」と話している。
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