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相良村の瀬戸堤自然生態園 自然共生サイトに認定(2024/05/08) (2024/05/08)
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環境省の「自然共生サイト」に認定された瀬戸堤自然生態園
 熊本県レッドデータブックに掲載されている絶滅危惧種「ハッチョウトンボ」など希少動植物種が生育、生息している相良村の「瀬戸堤自然生態園」は、環境省が令和5年度から取り組んでいる「自然共生サイト」の認定を受けた。
 同サイトは、民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域を認定する制度。自然観察の森や森林施業地、水源の森、研究機関の森林、遊水池、河川敷、草原など多様な場所が該当し、公的な保護地域以外で生物多様性の保全に資する地域「OECM」として国際データベースに登録される。
 環境省は昨年度、前期に全国122カ所を認定し、熊本県内は阿蘇市2カ所、菊池市と上益城郡山都町の4カ所。相良村は後期(全国62カ所)で人吉球磨初の認定を受けた。
 瀬戸堤自然生態園は、同村が保全地としている湿地帯で面積は4.2ヘクタール。以前は水田として利用されていたが、昭和50年代ごろから徐々に放棄され、平成3年には全てが営農放棄。村は生態系保全の場として整備したものの、日当たりが良く浅い水域を中心に湿性の生物多様性が衰退した。
 同30年から地域団体によって保全活動が進められ、令和2年7月豪雨後は熊本県立大学や保険・金融グループのMS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)(東京都)など「産官学連携」のプロジェクトで湿地保全・再生に向けた取り組みがスタート。同村シルバー人材センターの除草作業、関係者らによる水場の造成や周辺地の手入れ、ハッチョウトンボやイシガメ等の生態環境調査などを実施している。
 村によると、登録申請したのは球磨湿地研究会を母体とする大学教授ら専門家でつくる一般社団法人球磨川NP。今ではハッチョウトンボを毎年観測し、ヘイケボタルやイシガメ、トノサマガエル、メダカ、ドジョウ、ゲンゴロウ、ミズカマキリなど多様な生物を確認。小学校の自然観察会も開かれている。
 引き続き清掃や造成、動植物のモニタリング等を実施しながら自然環境を守っていく方針で、吉松啓一村長は「数十年前に村の管理となり、どうにか利活用したいという思いがあった。行政だけでは手が届かない部分もあるので、県立大や企業と連携しながら環境保全に協力していく」と話している。
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